カテゴリ:この地の人( 59 )

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下田での『天地創造』公演が終了、ホテルでの歓談会の席で意外な事実。
松原友さんのコメントを頂いているときマエストロ山田和樹が乱入。
「ハングリー精神がある」と一言、トマトフィル(横浜シンフォニエッタの前身)を立ち上げた時
藝大の声楽科に在籍中の友さんが自らすすんでステージマネージャーをかってでたとか。
そういえば関西から下田まで何度か『天地創造』のコーラス指導に来ていただきました。
本当にありがとうございます。

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楽譜でHallelujaのところはベートーヴェンの『運命動機』、ジャジャジャジャーンです。
その前の休符からセットなんですがハイドンだと、なんだか蒸気機関のイメージが。
オーケストラの演奏するリズミカルなフレーズやテンポも関係しているのでしょう。
産業革命の最中、1790年代のロンドンには新しい機械の音が生まれていたのかもしれません。
第二部の最初のアリアのヴァイオリンが刻むリズムは時計の脱進機のチクタクという感じ。
人が人以上の力を制御し始めた時代の音と聖書の物語を重ね合わせてと考えると痛快。
三部、最後のコーラスの前、天使ウリエルのレチタティーヴォで人の夫婦に忠告を与えるのは
そんな音たちに囲まれ始めたヨーロッパへ忠告だったかも、そしてそれは今でも生きているのかも。

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by hijiki-fugue50146 | 2013-02-20 23:00 | この地の人
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写真は1月26日荒通し練習が終わりマエストロ山田和樹さんのお誕生を舞台で御祝いしたところです。
この日の会館はとても寒く、薄着だった自分は思わず「遭難しそう」と呟きました。
皆様、草々に帰る準備を始め、清酒の『山田錦』を片手にご満悦のマエストロ。
バリトンのソリストを務める原田圭さん、マエストロ和樹節にニコニコ楽しそうです。
左の脇で美女に囲まれ神妙な顔なのはレチタティーヴォ(recitativo)の伴奏を務めるチェロの彼。
睨んでいるように撮れちゃったはソリストの幸田浩子さん、いつも笑顔なのに。ごめんなさい。
向かい合って譜面を確認している女性はチェンバリストの辰巳美納子さん。

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合唱を含めほとんどのメンバーがステージを去り寒さがひとしお身にしみる中
もう一人のソリスト、松原友さんを加えレスタティーヴォを担当するメンバーがもう一度総ざらい。
自分を含め数人の合唱のメンバーはサインを頂こうと、よこしまな心を抱き客席から見守りました。
そのとき、ふと同じ匂い、小林道夫先生のサマーアカデミーを思い出しました。
辰巳さんや幸田さんがレチタティーヴォの歌詞を読み解きチェロの彼に伝える。
彼はその思いを一身に受け演奏を紡いでゆく、そういう時間を過ごせたことは、とても幸せでした。
サイン?松原友さんだけ、そぉっと楽譜にいただきました。

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by hijiki-fugue50146 | 2013-02-03 23:19 | この地の人
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4月24日の夜、下田市民文化会館の大ホール舞台上に限定100席を設け
『辰巳 美納子 スプリング チェンバロ プレミアム コンサート』が催されました。
こんかいの椅子の配置はオーケストラで例えると、楽器セクションの位置に観客が座り
チェンバロが指揮者のところに置かれ普段の客席とは金銀の屏風で縁切りをしてありました。

開演の10分ほど前、席に着くと男性の調律師の方が最後の調音を念入りにしてました。
シャランシャランと乾いた音が舞台上に響きます、屏風の反響も柔らかくて、いい感じ。
写真は中休みのとき再度、調律を取っている際、撮影したものです。

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コンサートが終了してお弟子さんが譜面の片付けにときのリクエストショットです。
広げてある譜面はダングルベールのプレリュード・ノン・ムジュレです。
各曲の演奏前に辰巳さんのレクチャーが入り、その時「タテ線が無いんですよ」と
にっこり笑いながら客席へ向かって広げて見せていただいた時の譜面の美しさにアンコール撮影でした。

『夜バッハ』とはOTTAVAのamoroso for weekend冒頭の『朝バッハ』からいただきました。
バッハの平均律クラヴィーアに始まりバッハのゴルドベルグに終わったコンサート。
チェンバロの音色が演奏中しっとりしてきてその件でお弟子さんと、お話ひとしきり、素敵な晩でした。

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by hijiki-fugue50146 | 2012-04-28 20:53 | この地の人
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『筑後川』の打ち上げのとき、指揮者の山田一樹さん盟友の
碓井俊樹さんと北川森央さんがお見えになりました。
前日、西伊豆でのリサイタルを終えてお寄りになりました。
臼井さんと前田勝則さんとは先輩後輩の関係で、なにやらよもやま話
前田さんいわく「山田君からね自由に弾いていいって言われてねぇ・・・」
そうなんですか?その割にはゲネプロで細かく指示をなされていたような・・・。

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新年明け、碓井さんと北川さんどうやらデンジャラスな旅に出かけていたようで。
その行脚は森央さんのブログ、アルジェリア旅行記に出ております。
碓井さんは「ほんと、あいつ(北川さん)は世間知らずで・・・」と車に乗せられたら
助けの手を差し伸べようと思った、と笑いながら話してくれました。
音楽の乾いた土地ならどちらでも?と尋ねますと、こくりと頷いて
「僕はピアノのテロリストだから」とサラリ、う~ん、ピアノのチェ・ゲバラというところでしょうか。
「爆弾テロぐらいじゃ平気だから」、無事で帰って日焼けしたお顔、見せてくださいね。
ピエール・アモイヤルさんとのリサイタル、すごく心に残っておりますので日本でも、ぜひ。

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by hijiki-fugue50146 | 2012-02-18 16:53 | この地の人
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これは日中、奉納される来宮神社での虎舞です。
毎年、練習中から時折、呟かれた言葉が今年は現実味を帯びてきました。
「いつまで虎舞が出来るだろうか」と。
ふたを開けてみれば大学生の活躍で虎舞は浜の虎舞を含め無事、行えました。
しかし太鼓台を人力で移動させながらの練りは少ない会員では大変でした。
おかげで両腕に軽い内出血のアザができました。

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柴返しと呼ばれる祭りの最終日、集会場で今年、最後の虎舞いが行われます。
午後3時過ぎ、地区の同報放送で副部長が「お汁粉が出来ました」と告げると
地区のおばさんや子供達が集まってきます。
そして最後の虎舞いのお勤め。
前部長が大太鼓をたたき、部長不在の中、頑張った副部長が虎のアタマに入ります。

虎舞いが終わり太鼓台や道具をお宮の倉庫に上げながら
大学生の父親は「近くに就職できればいいけど」と虎舞いの存続をねがいます。
来年の本祭りは9月29日、土曜、再来年は9月18日水曜、中秋の名月の前日です。

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by hijiki-fugue50146 | 2011-09-12 22:52 | この地の人
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宵祭りの虎舞です。
虎の左上に輝くのは十三夜の月。
本祭りの夜には家で振る舞っている女衆のために披露しています。
そのためギャラリーの目は肥えています。

虎山は基本的には釘を使わず組み立てられている台です。
両脇の欄干を大きな枠にしていてそこに何本かの梁を渡し
くさびで固定、その上に板子を張って舞台にします。
欄干には竹をさして竹やぶを表現しています。
虎が板子の上で暴れると浮いた板子と梁がぶつかりバタバタ激しい音をさせ
くさびだけで組まれた欄干と梁はギシギシきしみ迫力満点です。

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向かって左が本番用の虎のかしら、右は練習用です。
どちらも八方睨みですが右はユーモラスな顔つき。
重量は本番用のほうが重く舞い手の負担も増します。
それが緊張感を高め本番で化ける要素になっているのかもしれません。

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by hijiki-fugue50146 | 2011-09-11 00:12 | この地の人
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雨が長引き虎山の板子がなかなか張れませんでした。
それにしても台風の被害には目を覆うばかり
稽古の最中でも地震で下田へ避難してきた東北の魚船の話しや
台風が逸れければ祭りどころじゃなかったと、なんだか話しは暗い方向へ。

それでも11日の祭りに向けて準備は進み、虎山では舞ったあとも指導が入ります。
若さの特権でしょうか、日に日に大学生コンビはメキメキうまくなります。
それに刺激されてか、初めて和唐内の虎をまわす副部長にも火がついたようで。

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我が家でも奥さんが宴の準備に力こぶが入ります。
毎年、表計ソフトでデータを取ってあるのでプリントアウトして
新しいメニューを加えたり呼ぶ友達の人数に合わせて数を修正したり。
料理の下作りがチェックリストどおりすすみ冷蔵庫が詰まってゆきます。

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浜の虎の本番はもっと暗い照明でまわします。
虎山の欄干に竹が並び、さらに凄みを増す演出がなされます。
明日は稽古仕舞いです。

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by hijiki-fugue50146 | 2011-09-08 23:46 | この地の人
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今年の小林道夫先生サマーアカデミー特別演奏会のパンフレット
表紙の桐山さんのサイン、中にはヴィオラでオブリガードをとられた鈴木さん
そしてソプラノの森さんのサインもあります。

演奏が終了してから始まったパーティーで少々お疲れの顔つきの小林先生に
前日、FMで放送された演奏や昨年末のゴルドベルグ変奏曲のコンサートについてお伺いしました。
途中で「年々歳を重ねると疲れがだんだんとれなくなってね・・・」と溜め息をつかれました。
来年のサマーアカデミーの予定も決まっておりますが、それより、お体を、どうか大切に。

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9月の11日の虎舞の祭りの稽古、台風の影響で足踏み状態です。
今夜から本番用の衣に虎の頭をつけて拝殿で稽古です。
虎山は組んだけど雨なので板子は張られず骨組みのまま。
今年は虎舞の主要メンバーが不幸があって祭りに参加できません。
地元の大学生が戻ってきてくれて練習が続きます。

どちらも来年もちゃんと行う事が出来ますように。
続けてゆく事の大切さと難しさを味わっています。

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by hijiki-fugue50146 | 2011-09-03 23:00 | この地の人
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小林先生のサマーアカデミーのリハーサル風景です。
カンタータの140番、アリアのデュエット森さんと井口さん練習ではこの位置でしたが
本番では間に小林先生を入れず、2人並んで寄り添う形で唄いました。
練習中から「もっと語り合って」とか「オペラ風に」」とか先生が腐心なされていました。

もう一つ、曲の始まり方、「五分前から演奏しているように」などなど気を遣っておられました。
そんな練習を見つつ、ふと頭に浮かんだ言葉が『時満ちて』という聖書の言葉だったり
会話と対話の違いだったりして普段の自分がひとに話す立場とか考えさせられました。

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これはモーツァルトのヴァイオリンソナタの練習風景です。
桐山さんと先生、練習の時はさらっと合わせながらも、なんだか剣道の素振りのような雰囲気が。

本番は期せずして曲間に拍手が湧くほどの素晴らしい演奏で
拍手が鳴りやまないうちに始まった第2楽章は、涙がぽろぽろこぼれる程の感動を受けました。
モーツァルトのこの楽曲をこよなく愛するヴァイオリン奏者と
バッハやモーツァルト、そして伴奏に造詣が深い小林先生とが織りなす演奏。
この二人だからこそ表現出来る世界、なにかとても奥深いものを覗かせていただきました。

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by hijiki-fugue50146 | 2011-08-29 23:01 | この地の人
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横浜シンフォニエッタの第四回演奏会を聞いてきました。
ゴールデンウィークの音楽祭で演奏されたヒンデミットの弦楽曲を聴いた時
なんともいえない違和感を感じ、その答え探しに行ったのでした。

いままで何回か拝見させていただいた指揮する山田和樹さんは
つま先から指揮する指さきまで、ほんの少し宙に浮いて
引力から逃れているのではという印象を受けてました。
そして奏でられる音楽は砲丸投の鉄球を軽々と投げてみせては
頂点で絹の衣にかわり、落下してくるときは芯を持った水のように
物の持つしなやかな放物線などの物理曲線の優雅さを聴き取れたのです。

ところがここ数回の演奏会を聴きに伺ったときそのイメージを解体するような感じを受けたのです。
こんかいはファーストヴァイオリン側の前のほうの席だったせいでオケとのやり取りがよく見えました。
やっぱり耳のいい方だ、だけどそれだけじゃなくて次なる何かをつくり上げようとしている。
パンフレットの「山田和樹の西方見聞録」中のパリ管弦楽団を指揮した手記
とくにベルリオーズの幻想交響曲のくだりに答えのヒントがあるような気がしました。

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by hijiki-fugue50146 | 2011-08-12 23:36 | この地の人