やっと咲いた、食べた。
山桜のアップです、カタカナで『ヤマザクラ』は、空々しいので漢字にしました。
ソメイヨシノやカワヅザクラより、なんとなく恥ずかしがり屋さんの印象があります。
芽吹いた葉の色は千差万別ですが、この赤みがかった葉と花の共演が好みです。
毎年この時期になると、まだ冬装束の黒っぽい山肌のあちこちが白く滲み
ああ、こんな処にも桜の木があったのかと気付かされます。
炭焼きの人たちが炭を焼いた後の里山に種を播いたところもあるそうです。
大賀茂の山奥や手石の漁協の直売所の前の山などは一面が白くけむります。
その直売所から川沿いを上り、知り合いの遊漁船が係留されているところまでお散歩。
ちょうど、その船に乗った友人が干物にするため今朝、釣ったキンメをさばいていました。
明日の早朝、釣りに行く船に乗せ、沖の海水にしばらく漬け、帰りながら潮風で干します。
「そういえば、明日は雨だなあ、干せねえから冷蔵にしておくか」と捌いた彼がつぶやきました。
我が家に地元の食材、おもに野菜ですが、揃ったので夕飯にお誘いすると
「こいつは今日、刺身にするから」と一匹、ウロコをひいたままバケツに戻されました。
彼は「ニ三日、おいたほうが旨みがでる」といいますが、我が家では当日のほうが好評です。
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by hijiki-fugue50146
| 2012-04-02 23:17
| この地の食べ物